障がい者雇用の基礎知識 法定雇用率について~その2~

09/04/23 | By: 村中直人

前回にお話ししましたように
日本の一般企業の障がい者雇用の
法定雇用率は1.8%です。

今回はこの数字について
考えてみたいと思います。

『障がい者雇用率 ~その2~』

今回はこの法定雇用率1.8%という数字の
意味について考えてみたいと思います。

平成18年の「障害者白書」を見てみますと
18歳以上の障がい者の数(精神は20歳以上)は

身体障がい者  約340万人
知的障がい者  約 35万人
精神障がい者  約240万人

合計で 約615万人となっています。
(なお精神障がい者の数は「手帳」を持っている人の数ではなく
 患者さんの数のようです)

一方で雇用率の算定の基となります労働者の数は
平成19年の厚生労働省発表によると約1950万人。

なのでざっと計算して

1950万 × 1.8% = 約35万人

雇用率を達成すると全部で
35万人を雇用する計算になります。

先ほどの出てきた障害者の数が
全部で615万でしたので
35万人ということは 約5.7%となります。

ということで国が掲げている目標は
全体の1/20程度ということになります

もちろん雇用義務が発生するのは
企業だけではなく国や地方自治体なども
含みますのでもう少し数字は増えます。

私がざっとそこら辺を足して計算してみたところ
それでも6%強にしかなりません。

国の定める雇用率を
仮に全て満たしたとしても
障がいをお持ちの100人に6人程度しか
正規の就労が出来ない

というのが
障がい者雇用の現実なのです。

この数字は障がい者雇用の難しさを
如実に物語る数字であると思います。

次回は企業の障がい者雇用の現状を
見ていきたいと思います。

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