障がい者雇用の基礎知識 法定雇用率について~その2~
前回にお話ししましたように
日本の一般企業の障がい者雇用の
法定雇用率は1.8%です。
今回はこの数字について
考えてみたいと思います。
『障がい者雇用率 ~その2~』
今回はこの法定雇用率1.8%という数字の
意味について考えてみたいと思います。
平成18年の「障害者白書」を見てみますと
18歳以上の障がい者の数(精神は20歳以上)は
身体障がい者 約340万人
知的障がい者 約 35万人
精神障がい者 約240万人
合計で 約615万人となっています。
(なお精神障がい者の数は「手帳」を持っている人の数ではなく
患者さんの数のようです)
一方で雇用率の算定の基となります労働者の数は
平成19年の厚生労働省発表によると約1950万人。
なのでざっと計算して
1950万 × 1.8% = 約35万人
雇用率を達成すると全部で
35万人を雇用する計算になります。
先ほどの出てきた障害者の数が
全部で615万でしたので
35万人ということは 約5.7%となります。
ということで国が掲げている目標は
全体の1/20程度ということになります
もちろん雇用義務が発生するのは
企業だけではなく国や地方自治体なども
含みますのでもう少し数字は増えます。
私がざっとそこら辺を足して計算してみたところ
それでも6%強にしかなりません。
国の定める雇用率を
仮に全て満たしたとしても
障がいをお持ちの100人に6人程度しか
正規の就労が出来ない
というのが
障がい者雇用の現実なのです。
この数字は障がい者雇用の難しさを
如実に物語る数字であると思います。
次回は企業の障がい者雇用の現状を
見ていきたいと思います。
- 障がい者雇用の基礎知識 法定雇用率について~その2~ 2009 年 4 月 23 日 村中直人
- 障がい者雇用の基礎知識 法定雇用率について~その1~ 2009 年 4 月 10 日 村中直人
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